CIS氏の珠玉の名言を記録するno.3 損切りの具体例
やはりここでも損切りの重要性について触れている。
具体的な数値とアンカーを示した損切りロジックの解説は珍しいので記録。
以下、「cis座談会第2弾 第3回」からの抜粋です。
cis: 僕の場合、散々マイナスが続いて1億2千万勝ちでトータルで勝ち、ということもあります。 「売買で一番役立っていると思うのは、25日線と5日線両方とも陰線で割ってしまった銘柄をとにかく損切りするということのような気がします。」
Dさん: それは損切りルールでしょうか。
cis: 持ってたらこんなに損してたってことを考えると、25日線を陰線で割った時の損切りが一番身を助けているような気がします。直近から25日線を陰線で割るっていうことは、直近株価からすると少し安値感があるので、買い板も結構厚いんですよ、その日のうちは。
~~~中略~~~
Bさん: ディスコなんていうのは、結構右肩上がりですよね。5日線はまたいでいるんですけど、復活しているんですね。やっぱりここでも売りですか?
cis: 25日線が上向いていればまだいいんですけど、下向いていたら売りですね。
Bさん: ってことは、買いのタイミングは25日線を超えている時ですか?
cis: 上向きの25日線で、順張りする時は、そういうことが多いですね。
Bさん: 例えば富士通みたいに寝てしまったら、もうやめとこうっていう感じですかね?
cis: 寝ているのはまだいいですね。ここはちょっと下向いているので、あんまり買いたくないんですけど、横は少しの上昇で上向くので。
上記の文章の中でcis氏が述べている「○日線」とは「○日移動平均線」のこと。
中略になってて不透明な部分があるが、流れから考えると
25日線を陰線で割りかけていて、買い目線の人からすると押し目買いしたいタイミングなのに、それを売りの勢力が上回ってきたという現象は値動きが弱いという事実。
だからそこで撤退するのが止血の意味でも最適解ということ。
順張りの買いで入るタイミングは、上向きの25日線を超えている時。
横向きは許容範囲だけど、垂れてきたらNG。
別の記事での発言
Aさん : 1日に何回も損切りされているんですか?
cis:そうですね、何回もしますね。
Bさん : 損切りラインっていうのは、何かポリシーがあるんですか?
cis:ルールとかは全く作っていないですが、僕の場合持っている株数が多いので、効率よく売れるかどうかっていうのがひとつ。買いがある時でないと売れないので。
それと損切りを考える時は、5分後とか、今日の引け、明日の寄りつきが、今の値段より安いことが想像できたら、とにかく効率よく売ろうということだけを考えています。
前場だとしたら前場の引け間際の株価を想像して、今より安いと思ったらすぐ損切り。後場だったら明日の寄りつきどうかなと少し想像してみて、今より安いと思ったら損切りしちゃいますね。想像しても全然当たらないんですけど。
Bさん : それって日経平均の動きとか、先物の動きとかを見て判断されるのですか?
cis:いや、個別銘柄とその同業です。
cis氏は損切りは徹底。でも、「買値から3%下がったらロスカット」というような機械的なルールは作っていない。
損切りのタイミングは、買った銘柄とその同業種銘柄の値動きを見て決める。